
シラミには「アタマジラミ」、「コロモジラミ」、「ケジラミ」の3種類が有ります。
それぞれに住み分けて、頭髪に付くのは「アタマジラミ」です。
「コロモジラミ」、「ケジラミ」が頭髪付くことは通常ありません。
「アタマジラミ」は頭髪について時々吸血しかゆみをおこします。
公園で猫などの動物からもらったのかしら?とおっしゃる方もいらっしゃいますが、人以外の動物には寄生しません。卵から成虫まで人の頭髪の中で過ごします。
シラミの有無は頭髪に卵がついているかどうかでわかります。
髪の毛に白や褐色の小さなものが付着していて、指先で軽く引っ張ってみて簡単に動かなれば卵の可能性が有ります。卵は髪の毛にしっかり付いているので簡単には動きません。
簡単に動くものは卵ではなく、ヘアーキャスト(毛根部の皮膚がリング状に抜けたもの)や脂肪であることが多いです。
アタマジラミの卵
脂肪
ヘアーキャスト
「アタマジラミ」の卵の形状は楕円形で上端にでこぼこしたふたがあり、乳白色で光沢があります。
幼虫、成虫ともよく似た形をしていて灰白色で体調1.0~3mmほどの大きさです。
アタマジラミ
卵は約1週間で孵化し、幼虫は3回脱皮し約3週間で成虫となります。
幼虫、成虫とも吸血し、成虫は1日に約5個程度卵を産み、約1ヶ月生存します。
普通1日に数回吸血しますが、吸血しないと数日(約7時間~72時間)で死亡します。
「アタマジラミ」は側頭部から後頭部にかけて多く寄生し、吸血が繰り返されるたまに強いかゆみが生じ、幼児ではかゆみのため頭皮を掻きすぎることによる細菌感染に注意が必要です。
シラミにより感染する病気として、発疹チフスが知られていますが、発疹チフスの媒介はコロミジラミによるもので、今のところ「アタマジラミ」からの病気媒介は報告されていないとのことです。
「アタマジラミ」の対策にについては、Q & Aの「アタマジラミと言われました、どうしらたいいですか?」をご覧ください。